2012年夏 9回2アウトランナーなしからの同点 (龍谷大平安-旭川工)
9回裏ツーアウトランナーなしというのは ある種独特な雰囲気が漂う 絶対絶命 あと一つのアウトで試合が終わる。
しかし、高校野球は分らない。 後一つアウトを取れば試合が終わる という緊張感から その一つのアウトが取れな
いのだ。
この試合は龍谷大平安は9回を終わって2点のビハインド 外野フライにショートゴロと簡単にツーアウトを取られて
しまった。これで旭川工が9割は勝つだろうとほとんどのファンは思ったと思う。事実、ツーアウトランナーなしから
逆転することはそれほど多くないだろう。
しかし、甲子園の独特の雰囲気というもの相手チームを飲み込んでいく。伝統校の平安と闘っていると
いう緊張感なのか ツーアウトを取って旭川工の下手投げのピッチャーは 三番打者をフォアボールで1塁
に出してしまった。
旭川工にとっては これが本当に痛かったと思う。何せ次が今日3安打と当たっている四番の高橋大樹選手
だったからだ。この選手は前大会の新湊戦でのレフとスタンドへのホームランは記憶に新しい球場全体に凄
い緊張感が立ちこめてきた。 ピッチャーもバッターもどちらも気負うなと言っても無理だろう。
ライト前に強烈なヒットを放った。こうなると完全に平安ペースだ。次のバッターの前に バッテリーは
パスボールを出してしまった。
次の打者がバッターボックス入った。 塁上の選手は先輩なのだろうか? 左
に流し打ちするように塁上から指示を出していた。しかし9回アウトになったらゲームセット。その緊迫し
た場面で 指示通り1、2塁間を破った。流石だった!これが伝統校の勝負強さだ。とうとう9回の裏8-8
の同点に追いついた。
平安とか報徳とかPLは一種 独特の勝負強さがある。試合は 延長11回 ライト越えのタイムリーで勢い
にのった龍谷大平安がサヨナラ勝ちをした。旭川工もすごく検討をしたが・・・一歩力が及ばなかった。