最強の挑戦者 再び (県大会 決勝  総合技術対広陵 )

   

テレビをつけたとき 広陵の投手が全部打たれたのか? どうなのか分からなかったが 確かに 9-2だった。決勝戦は、去年と同じ カードになった。総合技術は、小田監督(82年の広島商でセカンドを守っていた。)が近年急速に力をつけた新興のチームだ。

これが決勝戦でなかったら大会規定によりコールド負けだった。しかし、中井監督は 『決勝戦でなかったらコールド負けだよ』 と笑ってと言っていたらしい それぐらいベンチに余裕があったのだ。自分はさすがに広陵の優勝はないと思っていた。

総合技術のピッチャーは左腕 内(うち)投手 重い速球を武器に広陵打線を抑えていた。そして2005年の序盤で13点取られた試合 が頭によぎっていた。

ところが 内(うち) 投手が、疲れ始めた5回、広陵打線が一気にたたみかけてきた。ノーアウト1、3塁から 三番キャプテン 林がライト前に運び、あれよあれよという間に 重量打線が火を噴いた 気がつくと1点差まで詰め寄っていた。1番まで回って 上本( 崇) のヒットで同点 この試合1番の上本選手は 5打数4安打 3番の林選手は 3打数3安打と大活躍した。

『1番上本 と 3番林 が打てば3割増し 広陵打線を抑えるには上本と林に打たしてはならない』解説していた如水館の迫田(兄)監督は 言っていたが、その通りの展開になった。

しかし、この試合の勝因はなんといって前田投手が、後続を抑えたことだろう。5回以降の失点は1点だけ こういう場面では、前田投手は冷静で非常にいい 投球をする。甲子園大会の高知戦 横浜戦でも 自分は、前田投手に早くスイッチした方がいいとずっと思っていた。

この試合の後『こんなことではいかんなあ 全国を狙うチームが 県大会で序盤に大量失点をしていたのではとても甲子園では 上位は狙えない』という感じの書き込みが寄せられていた。しかし、自分は7点差をよく追いついたなあ というのが正直な感 想だった。コールド負けする得点差だったのに常勝軍団の底力はこんなところで発揮された。