謎のじゃんけん関係 池田 広島商 興南 

     

1980年代前半に繰り広げられた 「池田・広島商・興南」の試合を見て不思議に思う人は多い。

池田  は 広島商につよく
広島商 は 興南につよく
興南  は 池田につよい

一体どこがいちばん強いのか?答えはどこも強くないだ。これらの高校は高校野球における戦術が全く違うから単純に比較はできない
では どうしてこんな 謎のじゃんけん関係が  なぜ存在するのであろうか?

それは
「究極のパワー(池田)」「究極の守備(広島商)」「攻撃的な機動力(興南)」という、それぞれ異なる強みを持った学校が、同 じ時代に甲子園や練習試合でぶつかったためだ。

詳しく深堀してみよう

1. 池田は広島商に強い(パワー vs 小細工)
「やまびこ打線」と呼ばれた池田のパワー野球は、広島商の緻密な守備を無力化しました。広島商がバントや守備位置の工夫で1点をもぎ取ろ うとする間に、池田は圧倒的な長打力で外野の頭を越していきます。「細かい小細工をパワーで粉砕する」という構図になり、広島商の「1点 を守り抜く野球」が通用しませんでした。

2. 広島商は興南に強い(緻密な野球 vs 勢いの野球)
広島商は伝統の「緻密な機動力」を武器にしていました。バントやエンドランを徹底し、相手の隙を突くのが得意です。一方 興南(特に1980年代)は、身体能力が高く勢いに乗ると手がつけられないスタイルでしたが、広島商の徹底した揺さぶりや細かい守備戦術に よって、自分たちのリズムを崩され、自滅に近い形で封じ込められる傾向がありました。

3. 興南は池田に強い(スピードとキレ vs パワー)
池田の強打を封じたのが、興南の投手のスピードとキレ、そして高い身体能力を活かした守備でした。特に、当時の興南には仲田投手という 左腕の好投手がいて、パワー自慢の池田打線に対して内角を突く強気なピッチングや、鋭い変化球で空振りを取ることができました。池田の 豪快なスイングが、興南のスピード感あふれる野球に翻弄される形となったのです。

このように、「パワー」「緻密さ」「スピード(キレ)」という、野球の異なる3つの要素がぶつかり合った結果、偶然にもジャンケンのよう な関係が生まれたのでした。