夢の対決 79年夏 箕島 対 83年春 池田 

     

79年夏の甲子園を制した箕島(和歌山)と、1983年春(センバツ)を制した池田(徳島)は、どちらも高校野球史上屈指の 戦力を備えた好チームであることは間違いない。

この「夢の対決」はどちらが勝つか予想が非常に難しいが、チームの完成度、守備力、メンタルの粘り強さ
で勝る「79年箕島」が、圧倒的なパワーを誇る「83年池田」を僅差で振り切る可能性が高いと考えている。


1.1979年夏・箕島高校(春夏連覇)
特徴: 石井毅投手(後にプロ)と嶋田宗彦捕手(後にプロ)の「黄金バッテリー」を中心に、守備が鉄壁。星稜との延長18回を
戦い抜いた精神力と粘り強さ(4x-3)は伝説。

勝因の分析: どんな状況でも崩れない冷静さがあり、ミスが非常に少ない。1979年夏の決勝でも池田を4-3で破っている(当時
現3年の池田が春夏連続出場)。

2.1983年春・池田高校(「攻めダルマ」の頂点)
特徴: 水野雄仁投手(後にプロ)を中心とした「やまびこ打線」の破壊力が最大の特徴。力でねじ伏せる野球で圧倒的な得点
力を誇った。勝因の分析: 一発で試合をひっくり返すパワーと、波に乗った時の爆発力。

どちらが勝つか?
池田の攻撃力 vs 箕島の守備力: 「やまびこ打線」の猛攻を、鉄壁の箕島がどう防ぐかが鍵。83年池田は82年夏、83年春と全国
を獲り、この時が最強の成熟度にある。しかし、79年箕島の石井投手は、星稜の強打を18回投げ抜いたスタミナと、池田の打線
を封じる制球力を持っている。
メンタルの差: 箕島は尾藤監督の下、緊迫した接戦において星稜戦で実証された「土壇場の強さ」がある。

池田のパワーをいなし、終盤に守備のミスを誘って競り勝つ展開が想像できる。 結果として、粘りの守備で池田に大量点を与
えず、要所を締める箕島が僅差の4-3、あるいは3-2で接戦をものにするシーンが浮かんでくる。